人は、誰だって最初は子供だった。
純粋無垢。

いつからだろう。

人とのしがらみを気にするようになったのは。
人の感情の裏側まで知ってしまうようになったのは。

仕事先で、俺のガキの頃にそっくりな子供を見た。

なんの疑いもない真っすぐな瞳で見つめられたが、俺は目を数秒も合わせることができなかった。

今の俺の目には、その子の目が痛々しく感じられた。

昔の俺は、どんなガキだったんだろう。
いつも無邪気に走った。
好奇心旺盛だった。
いつも笑っていた。

高校時代に言われた言葉。
「お前、いつも笑顔で気持ち悪いよ」。

少しでも友達を増やそうと、嫌われないようにしようとしていた結果がこれ。

この言葉を言われて以来、本当に面白いとき以外は、顔に表情を作らないように決めた。
そして…

「Jackって黙ってると怖いよ。怒ってるように見える。」


俺がどんなことをしても、人はそれを指摘する。
人の弱点を見つけては、自分の立場を立てようとする。

それ以来、俺は人の「長所」をできるだけ見ていこうと決めた。
俺はほめられたことがない。
誰も、俺の長所を見てくれてない気がする。

いつからだろう。


人の「短所」を見てしまうようになったのは。
そして、それを「否定」しないようになったのは。



もう「いい人」でいるのなんか止めだ。
これからは、「演技」なしで生きていけるように、「世渡り下手」で生きていく。

それが、本当の俺だ。

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