ずいぶん前に別れた元カノから電話がかかってきた。

見知らぬ番号の着信履歴が残っていたので、とりあえずかけなおしてみると・・・

「・・・・Jack?なんで私の番号知ってるの?」

どうやら、彼女の掛け間違いらしい。

「誰だ?・・・・あぁ、君か。」

彼女は俺の番号を知っているが、俺は当然彼女の番号は登録していない。

「元気にしてる・・・?」と聞かれたので、俺の精神状況なんかを言った。

「・・・元気ではないな。精神的におかしい。俺、重度うつ病なんだってさ」

その後、彼女と別れてからの俺の精神的な経緯などを話した。

彼女は、電話口で泣いていた。

「ごめんね、ごめんね。」と、何度もつぶやきながら。


「まぁ、そういうわけで俺は人間の泥沼に生きていくから。
じゃあな。」

色々話した後に、そう言って電話を切った。


その後彼女から着信がまたあったので、しばらくしてかけ直してみると、

「えっ、私かけてないよ・・・?特に話たいこともない。」

「あぁ、そうだったんだ。なんかの間違いなん・・・」

プッ・・・ツー・ツー・・・。

どうやら、彼女は自分勝手に電話を切ったようだ。

相変わらずの「自己中」は治っていないみたいだ。
電話をしていて思った。

彼女は、俺と別れてから、何1つ成長していなかった。

俺が話している最中にも、自分の都合の悪い話になると、電話を切りたがる癖。

どうやら、俺の中では彼女の存在は、ちっぽけなものになっていってるらしい。

俺の怒りは頂点に達した。

電話に出る様子もないので、留守電に一言。

「礼儀ってもんを知らねぇのかテメェは!?もう2度と近寄るなよ!!!」

俺の番号を彼女が知っているのが災いして、起こった今回の事件。


女ってもんは・・・いや、人間ってもんは、常に自分の「エゴ」でしか動けない悲しい習性を持っている、醜い生き物だな。



今日は、人間のクソッタレな部分を学びました。

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