とある場所がある。
そこには、誰も存在してなどいなく、まったくもって「無」を感じさせてくれる場所である。

その場所とは、「己だけが見つめられていられる、自己による、自己のための精神世界」である。

その場所には、誰も踏み込んでこれないのだ。
正確に言えば、「踏み込めない」のだ。

なぜかといえば、自分以外は皆「人間であって、人間ではない」からだ。

僕はいつも思う。

なぜこんなにも人からの疎外感を感じ、馴染めていないのかと。

自分だけ、違う。
そう、自分だけ「何か」が他人とは少し、「少し」違うのだ。

あたかも、この世の住人ではないかのような、「空虚感」。

なぜ、誰も僕を理解してくれないのだろうと、毎日、毎秒、思い詰める。

私の考えや精神性は、誰にも理解されることはないのだ。

そう。
誰にも。

最近の僕の口癖は「…何かいいことないかな」
である。

アルコールが入ると、決まって僕は「躁」か「欝」のどちらかの精神状態に陥る。

大勢の前では「躁」。
独りの場合は「欝」。

これはもう、決まりきっていることなのだ。

この、今独りでいる瞬間さえ、寂しく、切ない瞬間はない。

だって、誰も理解者などいないのだから。

僕は、独りきりである。

「助けて、助けて」

いつも、僕の脳裏に過る言霊。
しかし、助けなどこない。

そう。
僕は「独り」なのだから。

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